研究テーマ:「卵をデッサンしてみる」
“黒の研究所” 研究員の山下です。
WONDER #02 のテーマ「“黒い” と “暗い” ってなにが違うの?」のテーマ内で、DessinLABOに所属するイラストレーター・センザキリョウスケさんに、石膏像のデッサンをお願いしました。
石膏像といえば、ほとんどのものが真っ白。
皆さんは、真っ白なものをデッサンしてくださいと言われたら、
どこからどうやって描きはじめますか?
真っ白な対象をキャンバスに表現する際、
影になる部分を描くか、それとも光を描くのか、、、
私たちも「卵」を対象に、実験を行いました。
右下に置いた、1つの卵をじっくり見つめながらどう描こうか頭を悩ませます…
丸い輪郭を捉えるという点では同じですが、
それぞれ少しずつ描き方が異なっているようです。
影を複数の線で表現したり
影や光というよりも、質感を表現していたり。
4名の研究員それぞれが、各々の卵を描きました。
真っ白な卵。
特に照明の強い室内では、白さが強く見えることがあります。
その白さ(光)を表現するためには、影を描くことが必要で、
影があることによって、私たちは光の存在を認識する。
相反する位置にあるものによって、もう一方の存在を実感する…
これって、本当に不思議なことだと思いませんか?
センザキさんのデッサンも、ぜひWONDER #2-1からご覧くださいね。
文 / 山下あい 研究員
連動記事:WONDER #2-1 「“黒い” と “暗い” ってなにが違うの?前編」の記事はこちら