
“Catalyst#9”(detail), 2007, glue on acrylic panel, 1200 × 2400 × 72 mm, Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE, photo: Seiji TOYONAGA
名和晃平─黒を媒介し、立ち上がる知覚
彫刻家・名和晃平は、多様な表現を横断しながら、観る者に「生命とは、存在とは何か」という普遍的な問いを投げかけ続ける。静かに、真っ直ぐに語られる言葉を通して「黒」が名和にとっていかなる意味を持ち、どのように作品に投影されてきたのかを記録する。