伊豆シャボテン動物公園では、2025年4月21日(月)インドタテガミヤマアラシの父「ケン」と母「ハイネ」の間に2頭のオスの赤ちゃんが誕生した。伊豆シャボテン動物公園でのヤマアラシの繁殖は16年ぶりで、母「ハイネ」は初産ということだ。

しかも、大変珍しいことに今回誕生したインドタテガミヤマアラシの赤ちゃんたちは、1頭が両親と同じく全身が黒褐色で、もう1頭は白色と、一緒に生まれた兄弟でありながら体の色が違うという。5月21日(水)より一般公開も始まっている。
ヒトの子どもたちはまもなく夏休み。インドタテガミヤマアラシの赤ちゃんの成長を見に伊豆シャボテン動物公園へでかけて、一緒に「動物と黒」について調べてみるのも面白いかもしれない。
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【英 名】Indian crested porcupine
【学 名】Hystrix indica
【分 類】齧歯目 ヤマアラシ科
【分 布】インド
【生 態】主に植物の根や果物などを食べる草食性。地中に巣を作るため穴掘りが得意で、群れで暮らす習性をもっている。
頭から肩にかけて長く黒っぽいタテガミが生えていることが特徴的で、名前の由来にもなっている。背中とお腹の横には、白黒まだら模様で“返し”が付いた50cmほどの棘が生えており、これを逆立てて威嚇することにより外敵から身を守っている。

【伊豆シャボテン動物公園のインドタテガミヤマアラシ】
太陽の広場エリアの「ヤマアラシ展示場」にて2025年4月21日(月)、オス2頭(1頭は黒褐色、1頭は白色)が誕生。
赤ちゃんの体長:約20cm、体重:約1kg。
夜行性のため、昼間は展示場内に設置されたU字溝などの物陰で眠っていることが多いが、朝や夕方の給餌の時間は活発に行動する姿が見られるチャンスだという。

※赤ちゃんの体調や天候により、ご覧いただけない場合があります。