クリエイターの黒い愛用品 vol.001 作原文子さん

今回のBATONは...
作原 文子 研究員

作原文子  インテリアスタイリスト

静岡県生まれ。岩立通子氏のもとでアシスタントを経験した後、独立。雜誌、カタログ、TV-CM、企業・ブランドのエキシビション、
映画美術などのスタイリング、新規事業のディレクションなどを手がける。自身が主宰する、mountain morningでは、親交あるフォトグラファーとポストカードを制作するなど、写真を生活に取り入れる提案を含めたポップアップショップを不定期で開催。
https://www.mountainmorning.jp/

さまざまなジャンルのクリエイターが愛用する、黒い愛用品。定番品として今も買うことのできるものから、今ではもう手に入らないレアグッズまでご紹介いただきながら、黒のバトンを繋いでいく連載です。

1. TEMBEA / レザーのBAGUETTE TOTE

外出時に必要な小物以外に、仕事の資料なども入れやすく、見た目より容量があります。
モノが入っていると、しっかり自立するのも便利。
レザーなので、カジュアルさを少しおさえたい状況にも対応してくれるし、海外への出張にもよく持っていきま
す。大きすぎないサイズがちょうどいい。

2. アダム・シルヴァーマン / セラミックボウル

東京で開催された個展で購入したもの。
手のひらにのる小さな器。今では、このようなサイズの作品は、ほとんど製作されていないので、大切に使って
います。

3. 岩本忠美さん / 漆のスプーン

岩本さんの漆器は、我が家の食卓の定番アイテム。
このスプーンも、そのうちのひとつ。
サーバースプーンとして使っています。マットな質感が好きです。

4. 岩立通子さん / 猫の貯金箱

師匠の岩立通子さんが遺したもの。
元アシスタントそれぞれが分担し、保管しているアイテムがあり、これは私のもとにきてくれた黒い招き猫です。
岩立さんは猫が大好きで、身の回りの小物も、猫のものが多くありました。
その中から偶然、私のもとにやってきましたが、今では、我が家を日々守ってくれています。