実験レポート 001 「複数の色を混ぜると、どこまで黒に近づくのか?」

研究テーマ:「黒い絵の具を使わずに、“黒” を作ってみる」

“黒の研究所” 研究員の島村です。

今回、WONDER #01 のテーマ「複数の色を混ぜると、黒に近づくのはなぜ?」のテーマに連動し、実際に黒以外の絵の具を使って黒い色を作ってみるという実験を行いました。

赤と青を混ぜたら紫になることや、青と黄色を混ぜたら緑になることはなんとなく知っていますが、黒は、何色と何色を混ぜ合わせたらできるのでしょう。

なんとなく、黒になりそう!と思う色を、それぞれパレットに出していきます。

今回は、“黒の研究所”の 小泉所長も参加!自分で作った “黒” の出来栄えに満足!?

15分ほど時間をかけて、だいぶ黒に近くなってきました…!

今回、実験に参加した研究員たちがつくった黒

今回作った黒は、“黒の研究所”のカラーチップに塗り、研究成果として保存します。

青みがかった黒、赤みがかった黒、灰色に近い黒、そして吸い込まれるような真っ黒…ひとつとして同じ黒は存在していません。

温かく感じる黒もあれば、冷たく感じる黒もある。

落ち着いた黒もあれば、気分が高揚する黒もある。

黒という色は、実は果てしない多様な意味を含んだ色であり、その黒の奥深い存在が人を魅了する理由なのかもしれません。

制限時間を設けて、同じ実験をやってみるのも楽しいかも?

みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

文 / 島村聡 研究員


連動記事:WONDER #1-1 「複数の色を混ぜると、黒に近づくのはなぜ?前編」の記事はこちら