【新商品】樹皮から糸へ——黒染め“しな糸”帯締め、初登場

2025.05.07

自然の恵みから生まれた“しな織”の帯締め。人気の生成りに続き、黒染めの新色が登場。

日本三大古代布のひとつ「しな布」から生まれた、しな糸の帯締め。数ヶ月にわたる手仕事を経て作られる、希少な「山の恵み」に、このたび 新たに黒染めの帯締めが完成。深みのある黒は、装いを凛と引き締め、静かな存在感を添える。しな糸ならではの柔らかな風合いと重なり、上品で洗練された一本に仕上がっている。(発売元:しな織創芸石田)

装いに品格を添える、黒染めしな糸の帯締め

黒に続く、もうひとつの魅力 ― 生成りの帯締め

黒染めの登場によって、しな糸帯締めの世界に新たな表情が加わった。

一方で、自然そのものの色合いを活かした「生成り」は、発売以来、ご好評をいただいている定番の一本。
繊細ながらも力強く、どんな着物にもなじむやわらかな存在感が特徴。

色を加えないからこそ伝わる素材の魅力を、しな糸の持つやさしさとともに感じていただける。

自然のままの美しさが宿る「生成り」

重厚な黒に、静かな生成りの存在感

一点一点が、自然と人の技の結晶

しな糸は、数ヶ月にわたる手仕事の積み重ねから生まれる。シナノキの樹皮を剥ぎ、煮て、干し、裂き、績み、撚りをかけて糸にする──すべてが人の手による繊細な工程である。

生産者はわずか数軒。山形県と新潟県の県境、3つの村でのみ受け継がれる伝統技法だ。
年間の生産量もごくわずかで、自然と人の技が織りなす「山の恵み」として、今あらためて注目されている。

材料となるシナノキの皮を剥ぐ

1本の糸に繋いでいくのも全て手作業

皮を爪で裂いて糸にする

黒・生成り・麻混紡

それぞれの個性が光る3種の帯締め

凛とした存在感を放つ

黒染めしな糸の帯締め

実物をご覧いただける機会

商品は、5月8日(木)より日本橋髙島屋 本館8階 催会場にて開催される山形展にてご覧いただける。
しな糸の質感や色味の奥行きなど、写真では伝えきれない魅力をぜひご体感いただきたい。

商品情報

  • 商品名:しな糸 帯締め(生成り/黒染め/しな麻混紡)
  • 販売価格(税込)
     生成り:29,700円
     黒染め:49,500円
     しな麻混紡:22,000円
  • 素材:しな糸、麻糸
  • 発売元:しな織創芸石田

【会社概要】

会社名:有限会社丸石産業

屋号:しな織創芸石田
所在地:山形県鶴岡市大山2-17-7
事業内容:しな織を中心とした和装小物・帽子の製作・販売
HP:https://shinafu.com/