クリエイターの黒い愛用品 vol.012 荻野玲子さん

今回のBATONは...
荻野 玲子 研究員

荻野 玲子 スタイリスト

岡尾美代子氏に師事後、2013年独立。ファッション、雑貨、インテリアやフード周り、プロップなど多岐に渡る分野のスタイリングで活動中。2022年長野県・松本市にヨーロッパを中心としたヴィンテージショップ『REVONTULI』をオープン。週末のみ営業しています。東京と松本の二拠点生活に日々、奮闘中。https://www.instagram.com/revontuli_vintage/

 

さまざまなジャンルのクリエイターが愛用する、黒い愛用品。定番品として今も買うことのできるものから、今ではもう手に入らないレアグッズまでご紹介いただきながら、黒のバトンを繋いでいく連載です。

1. CHACOLI 名刺入れ

スマートな形と光沢感が上品な名刺入れです。縫製を一切使用せずに組み立てられておりとても丈夫な造りです。

独立して初めて名刺を作った時からずっと愛用している思い入れのある名刺入れです。パピエラボで購入しました。見た目がとても美しく挨拶をする際にバッグから出すのも楽しみです。とても計算されて作られており、決して壊れることがないと伺っていた通り、ずいぶん長く愛用していますがとても丈夫です。見た目以上に収納力もあります。

2. ASAHI TECHNICS スチーマー 

撮影に欠かせないスチーマーです。ファッションでもインテリアの撮影でもどちらでも必ず使います。大概のシワは取ることができるのでこのスチーマーを購入してからはアイロンを使うことが減りました。わたしは撮影内容によって持っていくアイロン(3種類ある中で)を分けているのですがこのスチーマーの出番がいちばん多いです。とても原始的で水がぽこぽこと沸騰するのを待つので立ち上がりには少し時間がかかるのですが、そんなところも愛着が湧いています。なくてはならない道具です。

3. RICOH GR IIIx

RICOHのコンパクトデジタルカメラです。40mmレンズものが発売されてから愛用しています。

以前にフィルムのGRを使用していましたが、わたしには広角のレンズがあまり合っておらず使わなくなっていました。40mmのデジタルをおすすめされて使用してみたところ、とても自分に合っていて日常で欠かせないものになりました。持ち運びに便利な大きさと軽さなのでカメラを持ち歩くことが億劫ではなくなりましたし、写真の色味や画角も思っていたように撮影できるので楽しいです。すぐに携帯に取り込めるところも便利です。日常でつい仕事ばかりしていると写真を撮ることもなかなか忘れてしまうのですが、このカメラがあると以前より撮る機会が増えて日常を記録できているように感じています。